京都市ライフイノベーション推進戦略
ASTEMでは、京都市の「京都バイオシティ構想」(平成14年6月策定)に基づき、「バイオシティ・京都」の実現による新たな飛躍に向けて、産学公連携の下、共同研究・人材育成等を行うバイオ計測プロジェクトや、医療機器・医薬品等の開発を支援し、新たな事業創出等へつなげる医工薬産学公連携支援事業等、また、インキュベート施設の設置や先端機器の提供等によるベンチャー企業育成・中小企業支援等、多彩な事業を推進し、市域経済の活性化を図る取組を進めてきました。
「京都バイオシティ構想」の取組を更に前進させるため、平成27年3月に京都市において、今後の成長が期待されるライフサイエンス関連産業の振興に向けた「京都市ライフイノベーション推進戦略(計画期間:平成27年4月~平成32年度末)」が策定されました。同戦略では、京都の大学等が得意とする分野と京都の企業が得意とする技術を組み合わせ、最大限の相乗効果が発揮される分野として、これまでから産学公連携により推進してきた「次世代医療分野」、「地場資源活性化分野」に加え、健康寿命の延伸に向けた新たな研究開発を加速させる「健康・福祉・介護分野」の3分野を重点的に取り組む分野として位置付けています。
ASTEMでは、同戦略を進めるため、平成27年4月1日から、京都大学内に設置する「京都市医工薬産学公連携支援オフィス」の機能・体制を拡充し、「京都市ライフイノベーション創出支援センター」として、大学等のシーズ発掘、企業とのマッチング機能をさらに強化し活動を展開しています。