お知らせ

健康長寿につながる電子和太鼓「電太」(でんた)の 製品化について

 京都市及び(公財)京都高度技術研究所では、京都大学内に設置した「京都市ライフイノベーション創出支援センター」を中心に、ライフサイエンス分野の研究開発支援、産学公連携事業、販路開拓支援等を展開しています。
 この度、(株)太鼓センターにおいて、本市の支援制度等を活用し産学公の連携により開発を行っていた、騒音を気にすることなく健康増進やリハビリ等に活用可能な電子和太鼓「電太」が完成しましたので、お知らせします。

1 製品の概要

 和太鼓の演奏は、健康維持や体力増進、リハビリにつながる一方で、大きな打音、低周波振動が外部への騒音となるため、実践の場が限られていた。
 今回開発された電子和太鼓「電太」は、打音がスピーカーから出るため、音量調節が可能な上、高齢者や子どもの弱い力でも和太鼓の特徴である力強い音が出せる製品として仕上がっている。
 この製品は、これまで騒音が課題で和太鼓の使用が難しかった介護施設や、幼稚園・学校等教育施設への展開が期待される。

            基本セット             オプション例

○商 品 名 電子和太鼓「電太」

○価  格 予定価格80,000円(基本セット、税抜)

○発 売 日 平成29年5月予定

○販売方法 「3 製品に関する問合せ先」まで要問合せ

※本製品については、平成29年2月2日(木)に開催の平成28年度第2回京都市ライフイノベーション創出支援センターシンポジウム(於:京都大学国際科学イノベーション棟5階シンポジウムホール、午後2時開会)の会場において展示を行います。

広報資料

2 活用した支援制度等

(1) 京都発革新的医療技術研究開発助成事業

 平成25年度採択。既存の電子楽器を利用し、電子和太鼓第1号試作機を製作・検証を実施。

(2) 京都市健康長寿産業事業化促進補助金

 平成28年度採択。試作機の持つ課題の解決に向けた改良や電子和太鼓を用いた集団指導用の標準プログラムの開発を実施。

(3) 京都市健康長寿産業出展支援事業

 平成28年度採択。平成29年2月15日(水)~17日(金)に東京ビッグサイトで開催される「健康博覧会2017」へ出展し、電子和太鼓の販路開拓を実施。

※上記⑴~⑶のいずれについても,京都市ライフイノベーション創出支援センターのコーディネータが伴走支援を実施。

3 製品に関する問合せ先

  株式会社太鼓センター(京都市下京区高辻大宮町113-4)

  企画開発部 倉持、稲田

  電話番号:075-813-8623

株式会社太鼓センター

 ○代表者 代表取締役社長 東 宗謙

 ○設 立 昭和63年2月5日

 ○主な事業内容

  ・和太鼓教室事業(「TAIKO-LAB」のブランド名で展開)

  ・和太鼓楽器等製造・販売・修理

  ・コンサート・イベント等企画・制作

(参考)各支援制度の概要

 ○ 京都発革新的医療技術研究開発助成事業

 市内の大学研究者及び中小企業者が行う新たな医療機器・医用材料、医薬品・診断薬・ケミカルプローブ等,健康・介護・リハビリ分野の開発につながる革新的な医療技術に関する研究に係る経費を上限100万円(100%助成)まで助成(大学研究者の場合は,大学の間接経費を含む上限130万円まで)。

 ○ 京都市健康長寿産業事業化促進補助金

 平成28年度に創設。市内の中小企業者が行うライフサイエンス分野(健康・福祉・介護分野,医療機器分野等)における新たな製品・サービスの事業化開発に係る経費の1/2を補助(上限130万円以内)。

 ○ 京都市健康長寿産業展示会出展支援事業

 平成28年度に創設。市内の中小企業者が行うライフサイエンス分野(健康・福祉・介護分野,医療機器分野等)における新たな技術・製品の事業化促進に向けた日本国内での展示会出展に係る小間料の一部(基本小間料の1/2以内、上限30万円)、基本小間装飾料の一部(上限6万円)を経費支援。

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