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2020(令和2)年3月 認定

KYOTO’s 3D STUDIO株式会社

認定事業名

臨場体験型多言語3Dデジタルコンテンツによる持続可能な文化財観光活用と資源保護

3D計測で採取保存した文化財データと、文化財の文化・歴史・由来等の物語を多言語で組み入れ表現した「体験学習型3Dデジタルコンテンツ」を開発。スマートフォンの通信機能を活用してサービスを提供する。
事業概要

3D点群技術に特化しており、3Dレーザースキャナー計測(点群)・モデリング・データ編集処理・解析、AR・VR、リバースエンジアリング、3DCAD、3D出力造形の事業を展開している。取引先は、工業製品の開発型メーカー及びスポーツメーカー等である。また、文化財の保護・復元を目的とした、文化財保護活動事業における3D計測業務・モデリング・デジタルアーカイブ化の事業も展開している。さらには2020年より、米国大手FARO(3D計測機器及びソフト)の代理店販売事業を開始している。

文化財の保全保護と自主財源の解決から独自の観光サービスを創出

3Dスキャナーを用いて、仏像をスキャンする様子

3Dデータの一例:国宝 醍醐寺金堂

3D点群データにおける計測の一例:世界文化遺産 醍醐寺

技術・製品紹介・サービス紹介

 
特徴1

◆文化財における独自の3D計測技術性
レーザーの死角の多い文化財などの木造建築では、あらゆる角度・視点からの複数回計測が必要となるが、重複点群や照度・露出の違いにより多数のノイズを発生させ、成果物の良否に大きな影響を与える。当社の3D計測は、最小限の計測で死角を少なくし一様な点群密度を実現するための計測方法と、照度・露出が異なる重複点群のノイズを低減する編集手法を最適化したもので、測定対象本来の風合いや色合いを引き出すことができる。

 
特徴2

◆一石二鳥の文化財観光サービス
文化財観光において文化財の事前保全保護と自主財源の解決の両方を実現可能なサービスを提供する。これは事前保全保護のために採取した文化財の3Dデータで観光用デジタルコンテンツを開発し、観光客からのコンテンツ利用料の一部を文化財側に還元し、文化財の保護と資源活用を兼ねた文化財保有者の収益モデルを構築し、文化財側の大きな課題となっている持続可能的な自主財源の創出に解決策を打ち出す。

 
特徴3

◆3D点群データの圧倒的な優位性
3D点群データはデジタル動画・AR・VR等への使用時にエンターテインメントの要素が含まれる編集がしやすく、デジタルアーカイブ化やクリエイティブな成果品が作れる強さがある。また、測量計測の面でも、リバースエンジニアリング用に開発された技術であり、3D造形出力・CADデータ化への利用ができ、従来の測量計測方法より工程及びコストの削減が図れる。

事業ステージ

  • 技術開発

  • 製品開発

  • 生産・販売

  • その他

オリジナリティ

  • 世界初・日本初

  • トップレコード

  • 特許・商標登録

  • コストダウン

  • その他

事業分野

  • ものづくり

  • 計測・分析

  • 加工・製造

  • 材料・部材

  • 半導体・通信

  • 自動車

  • エネルギー

  • 建築・土木

  • ライフサイエンス

  • バイオ・医療

  • 福祉・介護

  • 医薬品・化粧品

  • 食品・農業

  • IT・サービス

  • アプリケーション

  • ミドルウェア
    デバイス

  • ソーシャル
    コミュニケーション

  • コンテンツ

  • 伝統文化

  • 生産性向上

  • クラウドサービス

  • その他

沿革

  • 2018年02月 創業
  • 2018年07月 第4回文化財保存復元展 出展
  • 2019年09月 第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019 出展
  • 2019年12月 京都商工会議所主催 知恵産業オープンイノベーションピッチ 登壇
  • 2020年03月 公)大阪産業局TEQS主催第9期AIDORアクセラレーション 修了

基本情報