2009(平成21)年9月 認定
二九精密機械工業株式会社
- 認定事業名
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ステント等への活用を見込むβチタンパイプの新規加工技術の開発
- 京都から世界へ!
竹のようなしなやかさを持ち 軽く!強い!βチタンパイプ 誕生 -
βチタン合金は、高引張り強度かつ低ヤング率(復元性が高い)・軽量で耐食性もある優れた特性を併せ持つが、加工性の難しさから存在し得なかったβチタン合金のパイプ化に世界で初めて成功しました。
当社保有の高精度微細加工技術に加え、レーザー溶接・スウェージング加工・表面処理等々の加工技術を一貫して提供できるため、従来にない複合加工技術製品の提供が可能です。βチタン合金が生体適合性を有する事から循環器系ステントへの活用が見込まれ、高機能ステント化へ向け、超微細な形状・構造を可能とするために京大桂ベンチャープラザの指導を仰ぎフェムト秒レーザーをはじめとする高度な加工技術開発に向け取り組んでおります。高い安全性・生産性確保のため更なるパイプ加工(内径研磨)の高度化、高効率化を追求して参ります。
- 事業概要
- 取引のある業種は医療、分析、半導体、一般産業機器からレジャーに至るまで幅広く、これまでに経験の無い分野・製品においても全社の強固な連携体系のもと、最善を尽くして対応しております。商材としては、ステンレスや各種チタン合金(βチタン含む)の設計・開発、製造、各種複合切削加工部品、眼鏡用フレーム線材などが挙げられます。
夢は大きく ものづくりは小さく~1世紀かけて育んだ高度加工技術の結晶~
技術・製品紹介・サービス紹介
特徴1
- 難削材の高精度微細加工が可能
- 通常切削加工が非常に難しいとされる難削材(チタン・ハステロイ・インコネル等)であっても非常に高精度で自由自在な微細加工を施す事が出来ます。その為、近年低侵襲医療(医療器具を可能な限り小さくし、身体に掛かる負担を軽減する医療)の注目の高まりもあり、極小カテーテル部品なども需要が増えつつあります。
特徴2
- 多品種少量生産への柔軟な対応
- 顧客のニーズの高度化・多様化や急速な市場の変化に対応する為、部署の垣根を越えた全社の迅速・正確な連携を大切にしています。些細なことであっても、綿密な相互連絡を怠らず、日々丁寧に機械稼動スケジュールの調整を行い、無駄のない生産が出来るよう取り組んでいます。
特徴3
- 一歩進んだ価値提案でお客様と共に歩むものづくり
- 主な事業形態は受託加工ですが、単に引き受けた図面をそのまま加工するだけではなく、「お客様の技術的課題は何か、本当に求めている事は何か」という観点からお客様の未来を見据えて積極的に技術提案をしています。
事業ステージ
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技術開発
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製品開発
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生産・販売
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その他
オリジナリティ
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世界初・日本初
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トップレコード
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特許・商標登録
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コストダウン
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その他
事業分野
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ものづくり
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計測・分析
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加工・製造
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材料・部材
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半導体・通信
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自動車
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エネルギー
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建築・土木
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ライフサイエンス
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バイオ・医療
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福祉・介護
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医薬品・化粧品
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食品・農業
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IT・サービス
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アプリケーション
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ミドルウェア
デバイス -
ソーシャル
コミュニケーション -
コンテンツ
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伝統文化
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生産性向上
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その他
沿革
弊社は今年で創業百周年を迎える金属の高精度微細切削加工を行う会社です。 1917年3月に仏具加工を行う製作所として創業後、金型や家電製品部品の製造など、その時代のニーズの変化を俊敏に汲み取り、事業内容を変化させてきました。この歴史が現在の弊社の事業にも息づいており、自ら事業内容を限定する事無く積極的に新しい事に取り組むチャレンジ精神として現れています。