2011(平成23)年3月 認定
アイ'エムセップ株式会社
- 認定事業名
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溶融塩電気化学プロセスによる新材料・新素材の開発と事業化
- 溶融塩を電解浴とした電気化学反応を利用して燃料電池や金属ナノ粒子等の新材料創製を効率的に行う各種技術の確立
- 事業概要
- MSEPをコア技術として「機能性炭素めっき」、「金属リサイクル」、「ナノ粒子製造」、「常圧アンモニア電解合成」などの独創的な技術シーズを自ら創出しています。そして、これらの技術シーズに基づく製造技術やノウハウなどの知的財産を活用する企業に対し、基礎研究から量産技術開発まで幅広い技術指導や共同研究、またはライセンシング等を通じて独自技術を提供します。
溶融塩電気化学プロセスによる新材料・新技術の開発と事業化
技術・製品紹介・サービス紹介
特徴1
- 「炭素めっき」(特許第4756132号、特許第5112010号、特許第5557434号、US 8,951,401):緻密質炭素めっき膜は、導電性の炭素膜として十分な硬度があり、従来の炭素コーティング法と比較して密着性にも優れます。また、バインダーレスで、非常に耐食性が高いことが特長です。これらの特長から、燃料電池セパレーターやリチウムイオン二次電池/キャパシタの集電体への適用が期待されています。
特徴2
- 「ナノ粒子製造」(特許第4688796号、特許第4755567号、特許第5065948号):プラズマ誘起カソード電解法では、溶融塩中の金属イオンを、陰極放電現象を利用した電解により還元して、金属ナノ粒子を形成させます。本技術の実用化に向け、回転円盤を利用する電解法を開発し、形成される金属ナノ粒子のさらなる微細化(シングルナノオーダー)、また、粒径の均一化や連続的な粒子製造が可能となりました。
特徴3
- 「金属リサイクル」(特許第5153403号、特許第5477827号):当社の溶融塩電解技術を用いれば、例えば、ハイブリッド自動車やハードディスクなどで広く用いられているネオジム磁石から、低コストで希土類金属を分離回収することができます。また、タンタルやニオブなどを含むコンデンサ、貴金属を多量に含む自動車触媒など、あらゆる製品からの希少元素の回収(リサイクル)について、魅力的なご提案が可能です。
事業ステージ
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技術開発
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製品開発
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生産・販売
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その他
オリジナリティ
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世界初・日本初
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トップレコード
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特許・商標登録
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コストダウン
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その他
事業分野
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ものづくり
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計測・分析
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加工・製造
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材料・部材
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半導体・通信
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自動車
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エネルギー
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建築・土木
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ライフサイエンス
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バイオ・医療
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福祉・介護
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医薬品・化粧品
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食品・農業
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IT・サービス
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アプリケーション
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ミドルウェア
デバイス -
ソーシャル
コミュニケーション -
コンテンツ
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伝統文化
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生産性向上
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その他
沿革
2006年4月溶融塩電気化学プロセス(MSEP:Molten Salt Electrochemical Process)をコア技術とした大学発研究開発型ベンチャー企業として設立。 近年はJST A-STEP(H21~H26)、(公財)京都産業21 連携型イノベーション研究開発事業(企業連携型)(H25)、NEDO 新エネルギーベンチャー技術革新事業(H27)、NEDO 水素利用等先導研究開発事業エネルギーキャリアシステム調査・研究(H26~H30)などの採択を受け、さらに、大手企業との共同研究などにより、技術の実用化を目指している。