2015(平成27)年3月 認定
イーセップ株式会社
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- 認定事業名
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セラミック膜細孔径の超精密制御と省エネ機器への応用
- 独自の超精密制御技術を用い、ゼオライト膜やシリカ膜を主材とした1 nm以下のミクロ多孔性セラミック膜を開発し、省エネ型の有機溶剤脱水精製システム等への応用を目指す。
- 認定事業概要
- 膜分離技術は将来の化学・石油産業のプロセスを簡略化し、エネルギー消費を劇的に削減するための有望な技術の一つです。イーセップ株式会社は簡易、エコ、且つ効率の良い分離のための膜分離技術の開発と提供を行ないます。基幹材料となるセラミック製の機能性分離膜の製造とそれを活用した省エネ機器に焦点を置き、セラミック分離膜事業の世界シェアNo.1を目指します。注力事業は①水、②水素、③CO2の分離
Smile by easy, eco-efficient Separation
(簡易、エコ、高効率な分離で顧客ニッコリ)
技術・製品紹介・サービス紹介
製品名【ナノセラミック分離膜】
特徴1
- 膜有効細孔径が0.3〜0.4 nmのセラミック分離膜を開発し、例えば水(0.30 nm)と酢酸(0.43 nm)などの分子レベルでの分離が可能な膜として、製品展開を行っておりま(写真1)。例えば現行の蒸留では分離に多大なエネルギーを要しているアルコールや有機酸の脱水も、開発した分離膜の適用によって60%以上の大規模な省エネが期待されます。
特徴2
- 開発したナノセラミック分離膜は、特に水などの小分子の分離除去において透過性能・分離性能ともにバランス良く性能が高く、膜透過性に関しては従来のものより2〜5倍高い性能を発揮しました(写真2)。これにより、必要膜面積の低減、装置の小型化、低コストが可能となります。
特徴3
- ナノセラミック分離膜の電子顕微鏡による断面像を示します(写真3)。大きく分けて3層構造になっており、粒子の粗い下地である多孔質支持体の上に、数百nmの微粒子で形成された中間層が観察されます。中間層上部の膜表面は分離層であり、数百nm〜1μmの膜厚で中間層の上部に欠陥無く形成されています。
事業ステージ
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技術開発
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製品開発
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生産・販売
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その他
オリジナリティ
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世界初・日本初
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トップレコード
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特許・商標登録
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コストダウン
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その他
事業分野
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ものづくり
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計測・分析
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加工・製造
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材料・部材
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半導体・通信
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自動車
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エネルギー
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建築・土木
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ライフサイエンス
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バイオ・医療
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福祉・介護
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医薬品・化粧品
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食品・農業
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IT・サービス
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アプリケーション
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ミドルウェア
デバイス -
ソーシャル
コミュニケーション -
コンテンツ
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伝統文化
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生産性向上
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クラウドサービス
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その他
沿革
- 2013年10月 京都府けいはんなベンチャーセンターにて設立・創業(資本金300万円)
- 2015年3月 京都ベンチャー企業目利き委員会よりAランク認定
- 2015年8月 資本金1,300万円に増資
- 2016年8月 本社をけいはんなオープンイノベーションセンター@京都(KICK)に移転
- 2017年4月 資本金4,050万円に増資
- 2017年6月 京都市成長産業創造センター内に研究開発拠点設立