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2016(平成28)年3月 認定

株式会社アイ・エレクトロライト

認定事業名

天然高分子をバインダーとして用いる電池・キャパシタ用高性能電極の開発 (認定時:アイ・エレクトロライト合同会社)

アルギン酸やタンパク質などの天然高分子を電極バインダーに用いることで、電極製造時のコストとVOC(揮発性有機化合物)排出を大幅に低減する、高出力蓄電デバイス用シート電極の開発を行う。
事業概要
特殊リチウム電池やキャパシタなど、通常の条件で使用される電池は大手電池メーカーのもので十分です。しかし過酷環境における電池の使用は大きな制限を受けます。当社ではこのような環境を克服できる軽量でエネルギー密度の高い電池の開発を行っています。 また、電池やキャパシタなどデバイスそのものから、海藻由来の天然高分子を基礎とする電極バインダーといった最先端の素材・副材料などまで広く研究開発を行っています。

海藻から宇宙まで

天然由来のバインダー素材

イオン液体とイオン液体電池

 

技術・製品紹介・サービス紹介

特徴1

<海藻由来のバインダー PowerbinderⓇ>
1つ目の材料が電極用バインダーです。主にリチウムイオン電池の電極向け水系バインダーとして開発しました。正極の水系化、特に高電圧正極の水系塗工を実現する海藻由来のバインダーPowerbinderⓇを開発しています。正極塗料化及び電極製造過程で問題となる、活物質や導電助剤の粒子の分散特性、pH安定性、電極の接着性、耐電圧性などの向上に優れた特徴があります。リチウム電池の負極やキャパシタ等の水系塗料にも優れた分散性を発揮いたします。

特徴2

<燃えない液体イオン液体電解質>
もう一つの材料がイオン液体電解質です。我々は燃えない・揮発性のない液体である安全性の高いイオン液体電解質を使って電池を製造する技術を有しています。2014年に我々が作製したアイ・エレクトロライト電池は特別な防護処理が不要な電池として宇宙へ旅立って行き、我々の狙いが実証されました。

事業ステージ

  • 技術開発

  • 製品開発

  • 生産・販売

  • その他

オリジナリティ

  • 世界初・日本初

  • トップレコード

  • 特許・商標登録

  • コストダウン

  • その他

事業分野

  • ものづくり

  • 計測・分析

  • 加工・製造

  • 材料・部材

  • 半導体・通信

  • 自動車

  • エネルギー

  • 建築・土木

  • ライフサイエンス

  • バイオ・医療

  • 福祉・介護

  • 医薬品・化粧品

  • 食品・農業

  • IT・サービス

  • アプリケーション

  • ミドルウェア
    デバイス

  • ソーシャル
    コミュニケーション

  • コンテンツ

  • 伝統文化

  • 生産性向上

  • クラウドサービス

  • その他

沿革

  • 関西大学の技術シーズの実用化を図る目的で2014年に設立した、関西大学発ものづくり企業。

基本情報