同社は急傾斜工事用・産業用大型モノレールの開発・製造等を行っており、その高い技術力で業界随一の安全性と信頼を獲得している。またレール設置において大規模伐採等の必要がなく自然環境の保全に貢献している。今回新たに自社モノレールの最大積載量及びクレーン能力を向上させることで、自然エネルギーの発電施設（水力発電等）の設置を推進させ、かつ運搬量の増加を通じた建設現場の作業能率向上・省力化により働き方改革の促進を後押していく。

同社は創業210余年の京菓子店として伝統を受け継ぐ一方で、時代に即した新商品をはじめ、パティシエや他社との各種コラボレーション商品等の開発を積極的に行っている。今回、コロナ禍で培ったネット販売のノウハウ等を活かし、和菓子の文化や製造風景、商品に込めた想いについてSNSで発信することで、「亀屋良長」のファンを増やし、ネット販売が実店舗での売上増加につながる相乗効果を生み出す。

同社は、FA分野及びOS分野の設計・製造ノウハウを有し、自社工場で設計から部品調達・加工・製造組立・品質保証まで一貫した生産体制を整えており、とりわけOS分野では、ペーパーハンドリング技術（紙搬送技術）の面でノウハウを蓄積している。今回、自社が培ってきた同技術を応用し、新たに医療・調剤機器メーカー向け製品の開発・製造を開始し、今後の成長性が高い医療業界での販路拡大を目指す。

同社は、独自の電源技術を活かし、幅広い電源機器を取り扱っており、中でも道路灯やトンネル灯、スタジアム照明等の屋外LED照明用電源については業界トップシェアを誇る。今回、植物育成に最適な光環境を作り出すことができる電源を新たに開発し、植物工場等において課題とされている育成促進やランニングコスト削減への貢献を目指す。また国内にとどまらず、海外の植物工場等への展開も視野に入れている。

同社は、全国のデパ地下を中心に計38店舗で「京都八百一」の屋号にて青果小売業を営み、売上高は全国トップクラスを誇る。またグループ会社で直営農場及びレストランを運営している。今回、京北地域に農場と食品加工場を併設した農業振興施設「京都八百一郷蔵前」を新たにオープンし、都会的で洗練された施設としてブランド価値の向上及び自社製品製造の充実と新たな販売ルート拡大を目指す。また、過疎化が進む京北の地域振興にも貢献していく。

同社は、OPP袋業界でインターネットを通じた製造小売りモデルをいち早く確立し、ＷＥＢ販売から仕入発注、在庫管理、出荷業務まで全てシステム化した効率的な経営体制を構築している。環境への意識が高まる中、今回、バイオマスを含んだOPP袋や紙ストローを製造し、これまでに確立した製造小売りモデルを活用した販売に取り組むことで、コロナ禍でインターネット市場が伸長する中、脱プラやSDGsに最適な製品で更なる市場の拡大を目指す。